研究課題
若手研究
本研究では、胸部を対象としたレジスタンス運動中の筋内低酸素化とトレーニング効果(筋厚・筋力)の関係を若年成人において検討した。その結果、若年成人男性においてはレジスタンス運動中の筋内低酸素化が8週間のレジスタンストレーニングによって亢進し、筋内低酸素化の亢進とトレーニング効果(筋厚・筋力)との間に関連が確認された。
運動生理学
社会の高齢化や不活動化の進行により、生涯にわたる筋量の維持・増大とその機序の解明は喫緊の課題であり、若年期から筋量増大は将来の筋量の維持に対して有効である。胸部のレジスタンス運動中に筋内低酸素化の亢進がトレーニング効果(筋量・筋力)と関連した本研究の結果は、胸部の筋肥大・筋力向上における筋内低酸素化の重要性およびレジスタンス運動の効率化において筋内低酸素化をモニターする有用性を示唆している。