研究課題
2020年度は、2016年及び2018年に行った、中学2年生とその保護者に対する質問紙を用いた生活習慣に関する調査結果と小児生活習慣病予防健診の血液検査データとリンクさせて分析を行い、受動喫煙と高脂血症の関係を解析した。その結果、男子では、受動喫煙への暴露はHDLコレステロールの上昇と関係していたが、この傾向は女子では見られないことがわかった。また、受動喫煙は、男子、女子ともに、総コレステロール値やLDLコレステロール値とは関連していなかった。本研究結果はJournal of Clinical Endocrinology and MetabolismにThe association of passive smoking and dyslipidemia among adolescence in Japan: Results from A-CHILD Study (Miyamura et al. 2021)として発表を行った。
2: おおむね順調に進展している
おおむね順調に解析を進めることができている。
2021年度は、引き続き社会経済状況、保護者、友人、生活環境(特に地域要因)などの社会的要因が思春期の生活習慣および生活習慣病へ与える影響の解析を行っていく。
新型コロナウイルス感染症流行のため、一部の計画を3年目以降に実施することとしたため。
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Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism
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10.1210/clinem/dgab094