研究課題/領域番号 |
19K20110
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
橋本 有子 お茶の水女子大学, 教学IR・教育開発・学修支援センター, 講師 (50826972)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ボディ・アウェアネス / 身体活動量 / 腰痛 / 日本人女子大学生 / 疫学研究 / 横断研究 |
研究実績の概要 |
2021年度も継続的して、都内女子大学の一年生を対象とした体育必修科目の受講者に質問紙調査を行い304名分のデータ収集を行った。また、2019年度のデータを用いて「身体活動量とボディ・アウェアネスの関連:日本人女子大学生を対象とした横断研究」を研究協力者らとともに研究発表(運動疫学会)および論文化した(体育学研究:早期公開中)。そこでは、身体活動量と総合ボディ・アウェアネスの間に正の関連が認められたことを報告している(P for trend=0.001)。強度別では、中強度の身体活動量(P for trend=0.041)および高強度の身体活動量(P for trend=0.001)の間に総合ボディ・アウェアネスとの正の関連が認められた。したがって、日本人女子大学生における身体活動量とボディ・アウェアネスの関係について、特に高強度の身体活動において明確な関連が確認されたといえる。
2022年度は本論文(体育学研究:早期公開中)を同英語誌IJSHSにて二次出版できるよう進める予定である。また2019年度、2020年度、2021年度に引き続き同都内女子大学の一年生を対象に質問紙調査を実施するとともに、それまでのデータと合わせて解析を進める予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通り、質問紙調査を実施でき学会発表および論文化もできたため「(2)おおむね順調に進展している」と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度も引き続き質問紙調査を実施し、データを取得することを計画している。その後、まずは単年度で解析を行い、それまでの3年度分の結果と合わせて どのように解析を進めるか検討する。また、今年度論文化したものを同英語誌にて二次出版できるよう進める予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2021年度は2020年度に引き続き、新型コロナウイルスのため国内外の出張がすべて中止となった。多くの学会はオンラインに切り替わり出張費用がかからなかったため、次年度使用額が残った。2022年度も、引き続き予定が立てられない状況ではあるが、状況が変わり次第国内外の出張費に充てる予定である。
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