多様な社会生活や生活習慣が混在する現代社会において、個々人の生体リズムや生活リズムに合わせた生活習慣を考える重要性が高まっている。またシフトワーカーや夜勤勤務者、あるいは社会的時差ボケ(体内時計と生活時間のずれ)傾向のヒトなど生活習慣病リスクが高いヒトに対して個々人の生活リズムに合わせた食事内容を考える検討はなされていない。本研究課題では、朝型・夜型、社会的時差ボケの有無、時計遺伝子発現リズムの良・不良の3つの観点から生体リズムを評価し、糖尿病発症のリスク因子である食後代謝との関連を示した点が学術的かつ社会的意義があると考えられる。
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