本研究では、中小企業における健康経営の認知度や取組状況等の実態を調査し、さらに中小企業が取り組み可能な身体活動を中心とする健康経営のプログラムを開発・効果測定を行うことを目的とした。COVID-19の影響により、計画の変更を行わざるを得なかったが、オンライン環境による身体活動介入のプログラムの効果検証を行うことができた。 中小企業における健康経営の認知度は比較的高かったものの、実際に取り組んでいる企業は少ないことが明らかとなり、運動実践に焦点をあてた内容は特に少ないことが明らかとなった。オンラインの介入プログラムは労働者の歩数を僅かに高め、労働パフォーマンスを向上させることに繋がった。
|