福島県内の避難区域の1の自治体となった楢葉町の住民の2019年度バイオマーカーのデータと2023年度特定健診データを用い、血清マグネシウムと血清鉄レベルと4年後の生活習慣病の有病リスクの関連を検討した。住民1,797人の内、2023年度の特定健診で血圧異常の人767人、腎臓異常の人111人、糖尿病または糖尿病の疑いのある人296人、脂質異常の人698人、肝臓異常の人120人を判明した。 血清マグネシウムの高値は4年後の糖尿病または糖尿病の疑いの有病リスクとの間に有意な負の関連が見られた。血清鉄の高値群と高血圧の有病リスクとの間に負の関連が見られた。
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