食事と疾病の関係を明らかにするためには、従来の主観的評価では誤差が生じる恐れがあるため、客観的な指標により正確に食事摂取を評価することが必要である。本研究は、健常者を対象とした食品負荷試験により、生体中で食品特異的に変動する代謝物の経時変化について検討し、客観的な食事摂取の評価方法の確立を目指すものである。その結果、健康な成人男性において、摂取前後の血液や尿中の代謝物によって、肉や魚の摂取を評価することが可能であることが示唆された。今後も肉や魚以外の食品について検討を行い、客観的な食事摂取の評価方法の確立を目指す。
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