回復期リハ病院に入院する患者を対象に、分枝鎖アミノ酸(BCAA)を併用した運動療法の効果の実現可能性と至適な投与タイミングについて研究を行った。方法は、①整形外科患者にリハの実施直後に1日1回、BCAAかプラセボのいずれかを1か月間摂取し、次の1か月間は残りの片方を摂取するクロスオーバー比較試験を行い、筋力、筋量、身体機能に対する併用療法の効果を検討した。結果は、筋肉の質を反映する筋輝度について、効果の再現性である実現可能性が確認できた。②脳卒中患者にBCAAを朝食時か午後のリハ直後のどちらの摂取タイミングが有効か検討した。朝食群では体脂肪量の減少が得られたほか、どちらでも筋量の維持が出来た。
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