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2020 年度 実施状況報告書

少量鶏卵経口免疫療法へのビフィズス菌の効果に関する無作為二重盲検化対照比較試験

研究課題

研究課題/領域番号 19K20192
研究機関昭和大学

研究代表者

前田 麻由  昭和大学, 医学部, 助教 (10772824)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード鶏卵アレルギー / 経口免疫療法 / ビフィズス菌 / 耐性獲得 / 小児 / 減感作 / 腸内細菌
研究実績の概要

本研究は、幼児期の鶏卵アレルギー患者の経口免疫療法における耐性誘導において、プロバイオティクス(ビフィズス菌)の介入効果を無作為二重盲検化して明ら
かにすることを目的とする。また効率的な耐性誘導の指標となるマーカーの探索を行うことを目的としている。
第一の目的は、経口免疫療法にプロバイオティクスを介入させることにより耐性誘導を促進するかどうかを明らかにすることである。第二の目的は、経口免疫療法の前後でバイオマーカー(血清特異的IgE値、血清特異的IgG4値、便中カルプロテクチン、皮膚プリックテスト等)や腸内細菌叢の多様性の変化を比較し、さらに介入の有無で比較影響を明らかにすることである。第三の目的は、経口免疫療法における副反応発生率や有害事象発生頻度をプロバイオティクス群とプラセボ群で比較検証することである。
2020年度末で患者の登録は32名である。目標対象数は60名であり、2019年度までは登録の進捗は順調であったが、コロナウィルス流行の影響で研究エントリー数が停滞している。現時点で研究期間中に重篤な副反応などにより脱落する症例はなく、安全性に問題はない。本研究は二重盲検化比較試験のため、研究終了までは結果の評価はできない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

目標症例数は60名であり、2020年度末時点で32名の登録となっている。
2019年度までは登録は順調であったが、2020年度はコロナウィルス流行の影響で研究エントリー数が停滞している。
研究期間中に重篤な副反応などにより脱落している症例はない。

今後の研究の推進方策

2020年度の症例登録がコロナウィルス流行の影響で停滞していることから、1年間の研究期間の延長が必要かどうかを精査し、必要であればしかるべき手続きを検討していきたいと考えている。

次年度使用額が生じた理由

登録後1年経過して結果が出揃う研究計画であり、2020年度までは集計を開始することができず、人件費・解析費などが発生しなかったことにより、次年度使用額が生じた。
2021年度には、集計・解析などを開始する予定であり、人件費や解析費などを繰り越して使用する予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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