研究課題/領域番号 |
19K20198
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター (2020-2021) 藤田医科大学 (2019) |
研究代表者 |
尾形 宗士郎 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (00805012)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 認知機能 / IADL / 慢性腎臓病 / 予測モデル / 因果構造探索 |
研究成果の概要 |
慢性腎臓(CKD)病患者を対象とし、臨床背景情報を診療毎に収集し、加え約半年に1度の頻度で認知機能スコア、自立度評価、うつ症状スコアを収集した。因果構造検討のため媒介分析モデルを用いて検討し、CKDステージが進行すると認知機能が低下し、この関連の約2割にIADL低下が介在していることを示した。CKD患者のIADL低下を防げば、CKDステージ進行に伴う認知機能低下を部分的に防げる可能性を示唆した。加えて、AI・機械学習モデルと日常診療で容易に収集可能な情報を活用し、認知機能低下の予測モデルを開発した(精度は約8割程度)。診療時に患者の認知機能が低下しているかどうかAI判定可能となる。
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自由記述の分野 |
疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症は発症すると回復困難なため早期発見・予防が重要である。認知症の高リスク群として慢性腎臓病(CKD)患者がある。しかし、CKD患者に特化した認知機能低下の早期発見・予防方策は確立していなかった。本研究は、CKD患者の多岐に渡る診療情報を経時的に収集し、最新の統計手法や機械学習を活用し、CKD患者を対象とする認知機能低下予測モデルを開発した。加え、CKDステージ進展と認知機能低下の因果構造を踏まえ、CKD患者の認知機能低下予防モデルを提案した。開発したモデルによりCKD患者の認知機能低下を早期発見し、instrumental ADL改善により認知機能低下予防を実現する診療モデルを提案した。
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