(1)マウスの血液は他の動物種と比較して、赤血球と血小板の数が多い。このことは血液サンプルを用いたシングルセル・トランスクリプトーム解析やmiRNAシーケンス解析において、白血球をターゲットとした場合に評価を困難なものとする。本研究成果は、全血から赤血球と血小板を取り除くことができ、白血球トランスクリプトーム解析の高精度化に貢献する。(2)本研究の分離法により得られた白血球サンプルは、シングルセル・トランスクリプトーム解析において、オリゴが結合した脂質で標識された細胞を識別して分類するセルマルチプレックスには不適であることを見出した。
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