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2022 年度 研究成果報告書

腸内細菌叢を介した報酬系摂食調節に有効な食物繊維処方の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K20207
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関東洋大学

研究代表者

小西 可奈  東洋大学, 食環境科学部, 助教 (40822185)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード食物繊維 / 食欲 / 食行動 / 腸内細菌 / イヌリン
研究成果の概要

肥満者・非肥満者において食物繊維摂取と摂食調節との関連を明らかにし、それらの関係に寄与する腸内細菌を探索することを目的とした。食物繊維の一種であるイヌリンの摂取が食行動・食欲に及ぼす影響を検証し、その介在メカニズムとして腸内細菌に着目し、イヌリン摂取による腸内細菌の変化についても検討した。
イヌリンを含む飲料の単回摂取は摂取210分後に自由摂食した食事の量を抑制することが明らかになったが、6週間のイヌリン粉末摂取による食欲・食行動への効果は認められなかった。腸内細菌組成によってイヌリンが食欲・食行動に及ぼす影響が異なるかさらなる検討が必要である。

自由記述の分野

健康科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

食物繊維は摂食調節機構の正常化に寄与することが示唆されており、そのメカニズムとして腸内細菌が介在していることが考えられる。本研究では水溶性食物繊維であるイヌリンを用いた介入を行った。食物繊維の種類や腸内細菌組成等の腸内環境の違いによって食物繊維摂取の食欲抑制効果が異なるか否かを明らかにすることは、肥満の予防・改善を目的とした栄養処方を作成するためのエビデンス構築に役立つことが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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