状態空間モデルを用いて時系列データに潜む振動成分をデータ駆動的に抽出する振動子分解について、さまざまな実データへの応用およびモデル・アルゴリズムの改良を行った。乳児fNIRSデータへの応用では、脳活動に由来する振動子、脈波に対応する振動子、ミラーリングノイズに対応する振動子の3種類の振動子への分解が得られた。地震波データへの応用では、火山性長周期微動イベントに対応する約11秒周期の振動子が検出された。また、振動子分解プログラムのMATLABからpythonへの移植も行い、githubでコードを公開した。
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