研究課題/領域番号 |
19K20229
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60030:統計科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2021) 統計数理研究所 (2019-2020) |
研究代表者 |
長島 健悟 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任准教授 (20510712)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | メタアナリシス / 変量効果モデル / 予測区間 / モデル誤特定 |
研究成果の概要 |
メタアナリシスの予測区間を算出するために以前に公開済みであったRパッケージ(pimeta package)を,多くの推定手法を適用できるように改良・公開した.改良したパッケージで適用可能な各推定手法とソフトウェアの使用方法を解説したソフトウェア論文を作成した.単変量の変量効果モデルにおけるモデル誤特定下での予測区間の研究を行った.Nagashima et al.(2019)の方法が様々な条件下で他の予測区間の推定方法よりも名義の被覆確率を制御できること.Wang & Lee(2019)の方法は今までと異なるタイプの方法であること示した.
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自由記述の分野 |
生物統計学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メタアナリシスの適用結果は,医療政策や診療ガイドラインの策定などの公的な用途にも活用されており,社会に与える影響は非常に大きいと考えられる.本研究の成果により,既存の方法論よりも正確なエビデンスを提供することが可能となるため,学術的に非常に大きな貢献が期待できる. また,メタアナリシスで用いる変量効果モデルは,線形混合効果モデルの一種である.線形混合効果モデルは,幅広い領域で用いられる広範なモデルを含んでいる.モデル誤特定下での予測区間への影響は今までに検討されていない.本研究の成果により,広いクラスで適用可能な新しい理論的知見が得られると期待できる.
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