アウトオブオーダプロセッサの投機実行機能を対象とした攻撃であるSpectreについてサイクル精度のプロセッサシミュレータであるgem5を用いて実行しその命令プロファイルを取得する環境を構築した。さらに,そのメカニズムのモデル化を行い、プロセッサシミュレータで実行したトレースに含まれる攻撃メカニズムの成功箇所を特定した。続けて,ソフトウェアにおける攻撃に対する対策手法を実装し、それを実装した場合の性能への影響をシミュレータ上で実行すること可視化した。これにより、ソフトウェアにおける対策のオーバヘッドが明らかになり、ハードウェアレベルでの対策とのオーバヘッド比較が可能となった。
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