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2020 年度 実施状況報告書

類似ソースコード検索を用いたテストコード自動生成環境の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K20240
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

崔 恩瀞  京都工芸繊維大学, 情報工学・人間科学系, 助教 (90755943)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードソースコード再利用 / テストコード自動生成
研究実績の概要

本研究は目的した学術的問いは,類似ソースコード検索を用いたテストコード自動生成環境の構築することで次の2点に答えることである:「問い1.類似ソースコードを再利用することで,開発者が理解しやすいテストコードを自動で生成できるか?」と「問い2.本環境によって生成されたテストコードは既存の手法で生成されたテストコードより,高いテストカバレッジが得られるか?」

上記の「問い1」を踏まえて既存のテストコードを再利用することで高いテストカバレッジを持つテストコードを自動生成する環境を構築するため,応募者はプロジェクト間でテストコードが再利用できるプロジェクトがどれぐらい存在するかをテストメソッドの依存関係に着目して調査した.また,調査結果に基づいて,再利用対象のテストコードを開発者に推薦する環境を実際に構築した.その後,「問い2.本環境によって生成されたテストコードは既存の手法で生成されたテストコードより,高いテストカバレッジが得られるか?」に応えるために,本環境をJavaで開発された複数のOSS(オープンソースソフトウェア)ソフトウェアに適用することで既存の手法とテストカバレッジに関する比較を行い,その結果に基づいて環境の改善を行なった.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本環境をオープンソースソフトウェアに適用した結果,本研究が目指している目的に至らず,本環境によって生成されたテストコードは既存の手法で生成されたテストコードと同様のテストカバレッジが得られた.

今後の研究の推進方策

本環境によって生成されたテストコードは既存の手法で生成されたテストコードより,高いテストカバレッジを得るために,再利用対象のソースコードをASTでマッピングを行い,より正確な情報に基づいてテストコードを自動生成する環境の改善を行う予定である.

次年度使用額が生じた理由

コロナなどの外部の状況により,予定していた国際会議出張がキャンセルされた.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 多様なプログラミング言語に対応可能なコードクローン検出ツールCCFinderSW2021

    • 著者名/発表者名
      瀬村 雄一, 吉田 則裕, 崔 恩瀞, 井上 克郎
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌D

      巻: 103-D ページ: 215-227

    • DOI

      10.14923/transinfj.2019PDP0025

    • 査読あり
  • [学会発表] リモートワークにおけるソフトウェア開発者間のコミュニケーション方法の調査2020

    • 著者名/発表者名
      近藤 将成
    • 学会等名
      ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2020
  • [学会発表] 深層学習を用いたコードクローン検出器の汎化性能に関する調査2020

    • 著者名/発表者名
      福家 範浩
    • 学会等名
      情第207回ソフトウェア工学研究発表会

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公開日: 2021-12-27  

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