情報通信技術を用いてネットワークに接続する様々な端末から情報を収集し、消費電力の削減等の目的に応じた機器制御を行うサービスが人の生活環境へ拡がりつつある。このような環境では、多種多様な嗜好をもつユーザの満足度への影響も考慮した機器制御が必要とされる。本研究課題では、異なる嗜好を有するユーザが生活する環境において、制御目的の達成とユーザの満足度の充足が両立可能な機器制御を提案する。 研究の結果、強化学習を用いた手法を提案し、空調や照明を対象とした制御によって最適な制御に近い制御が可能であることを明らかにした。また、完全な教師データがない状況でも適切な制御が可能であることを示した。
|