様々な移動デバイスによる通信を活用したIoTサービスの多様化が予想される。大抵のIoT通信では、任意ホストとの通信が主目的ではなく、必要となる情報やデータの共有・取得・活用が重要となる。このような環境下では、従来のホストセントリックなIPアドレスを用いた通信を用いた場合、通信がサーバへ集中し高信頼かつ効率的な情報・データの配信及び収集が困難となり得る。本研究では、情報指向ネットワーク技術を応用したデータセントリックな通信を提案し、効果的な受信者モビリティ通信を行えることを示した。この知見は、モビリティ通信技術の更なる高度化、並びに将来的に様々なIoTサービスへの応用に期待できる。
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