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2021 年度 実績報告書

低コストで高性能な無人観測ロボットのための多チャネル劣化動画像同時復元技術の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K20300
研究機関工学院大学

研究代表者

雨車 和憲  工学院大学, 情報学部(情報工学部), 助教 (50801180)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード信号処理 / 信号値復元 / 画像復元 / 画像補正技術 / 深層学習
研究実績の概要

令和3年度においては、これまでの研究進捗をもとに本研究に関して以下の研究を実施した。
昨年度までは主にシミュレーションデータを用いて実験を行い、主要な既存研究よりも高い性能を与える画像復元や圧縮に関するアルゴリズムを提案してきたが、本年度はこれらについて、研究計画に従って、各種カメラやドローンで取得した実データを用いた評価を実施した。これまで通りに高い性能を与える結果もあったが、そうでない結果もあり、特にドローンの映像に関しては激しいブレの影響と日光や照明の影響が想定よりも大きいことが分かった。これについては今後の検討課題であると言える。また、これまで提案しているカラー画像のグラフ表現による復元技術を、深度・赤外に拡張した方法について研究を実施した。その結果、特に、深度画像への拡張については高い精度を与えることが分かった。さらに、深層学習を用いたノイズ除去に関して研究を進めた。特に、ロボットによる観測時に大きな問題となる、ガラス越しの反射や写り込みなど、従来のデノイジング手法では除去が難しいノイズに対して、学習データの整理によって性能が向上できるという知見が得られた。また深層学習を用いたカラー画像の補正技術に関して、参照画像のみを学習に用いることによる高性能なアルゴリズムについて研究を進め、既存技術よりも高性能な手法を確立した。
これらの内容について、国際会議や国内和文論文誌などで発表を行った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 描画特徴に着目したDnCNNによる漫画裏写り除去2022

    • 著者名/発表者名
      澤田 恵理華、雨車 和憲、土屋 文彦、高橋 智博
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌D 情報・システム

      巻: J105-D ページ: 217~226

    • DOI

      10.14923/transinfj.2021PDP0005

    • 査読あり
  • [学会発表] Depth image restoration algorithm using graph signal processing based image colorization2022

    • 著者名/発表者名
      Tsukasa Kubota, Kairi Ito, Kazunori Uruma
    • 学会等名
      2022 INTERNATIONAL WORKSHOP ON ADVANCED IMAGE TECHNOLOGY (IWAIT)
    • 国際学会
  • [学会発表] カラー画像を用いたグラフ信号処理による深度画像の超解像手法の提案2022

    • 著者名/発表者名
      伊藤海里、窪田司、雨車和憲
    • 学会等名
      電子情報通信学会総合大会2022
  • [学会発表] 顔領域に着目した顕著性マップとLIC法を用いた鉛筆画生成法2021

    • 著者名/発表者名
      村田雄太郎、雨車和憲
    • 学会等名
      電気学会研究会
  • [学会発表] 写真家特有の色調再現のための写真選択手法の提案2021

    • 著者名/発表者名
      伊藤大稀、佐々木亮平、雨車和憲
    • 学会等名
      2021年度画像符号化シンポジウム

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公開日: 2022-12-28  

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