スマートフォンなどのIoTデバイスを歩行中に利用し,有効視野が狭窄することで重大事故を誘発する「ながら歩き」が社会問題となっている.さらに,高齢化にともない疾患による視野狭窄者も増加している.申請研究では,安全な歩行を支援する仕組みを構築するため,2つに取り組んだ。2019年度は、視野狭窄時の歩行と視覚機能の働きを明らかにするため、大規模VR装置を用いた被験者実験を行った.2020年度は、産休取得のため、研究を中断した。2021年度は被験者の空間把握機能を可視化するため、実験結果に対してX二乗検定を用いて比較し直立時、歩行時ともに課題を行っている結果に対して、有意な差あることを明らかにした。
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