本研究では、目標とする作業を達成するために必要な運動学的・力学的制約条件を考慮した全身動作を生成するための「(1)ロボットの運動学・力学制約を考慮した動作計画手法」の開発と、環境計測情報から作業実行に必要な対象物を検出するための「(2)環境構造物の意味論的認識」の導入を行い、それらを「(3) 動作計画と環境認識結果に基づく作業管理システム」に統合することにより自律的な作業実行とエラー検出機能を備え、必要に応じて遠隔指示による補助を伴うエラーリカバリが可能な作業実行管理システムを実現した。提案手法はコンビニエンスストア模擬環境における物体操作作業を適用先として有効性を実証した。
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