本研究で開発した,行動認識技術と,学習支援に向けた新たな知見は様々な面で今後の応用が期待できる.まず,行動認識技術は学習支援のみならず,Society5.0の実現に向けたフィジカル空間の認識手法としての利活用が見込める.例えば,行動のログを自動で記録したり,ユーザの行動に応じて様々な情報提供を行うインタラクティブシステムの開発への応用が見込める.また,学習効果に対する知見は,今後革新的な学習支援システムを実現する際のエビデンスとして活用可能である.暗記学習を行う際にトレッドミルやエクササイズバイクを活用することで,容易に学習効果を高める効果が期待できる.
|