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2021 年度 研究成果報告書

持続可能な地域づくりに資する“思考の補助線”としての風土概念の有効性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 19K20513
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
研究機関南山大学 (2021)
総合地球環境学研究所 (2019-2020)

研究代表者

太田 和彦  南山大学, 総合政策学部, 准教授 (50782299)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード風土論 / 順応的ガバナンス / 和辻哲郎 / 持続可能な社会への移行/転換 / レジリエンス / 環境倫理学 / 食農倫理学 / ルーブリック
研究成果の概要

本研究の成果は、以下の3つに代表される。(1)『環境倫理学』(2020)、『環境問題を〈見える化〉する』(2022)に寄稿した。環境倫理学の源流の一つである土地倫理と風土論との関連づけ、ならびに持続可能な地域づくりに資するルーブリックへの応用を行った。(2)学術誌『比較思想研究』に2本の論文を投稿した。和辻風土論とシュッツ(2019)、生の哲学(2020)との比較を通じて、「旅行者の体験における弁証法」の意義の刷新を行った。(3)IAJP等の国際会議で5回の研究報告を行った。風土論に関心を持つ国外の研究者との意見交換を通じて、食農倫理学、シリアスゲームと風土論の関連について知見を経た。

自由記述の分野

環境倫理学、食農倫理学、風土論

研究成果の学術的意義や社会的意義

土壌保全、フードポリシー・カウンシルの設立準備などの分野横断的なプロジェクトに参加した申請者の経験とフィールドワーカーへの聞き取り調査、および国内外の文献調査に基づき、「旅行者の体験における弁証法」を基点として和辻風土論の意義付けを拡張したことの学術的意義は大きいといえる。
制作したルーブリックは、沖縄で脆弱性の高い自然資源の利用に際しての順応的ガバナンスのためのワークショップで用いられる予定だったが、新型コロナの影響により中止された。しかし、NPOや行政職員なども多く参加した第4回アジア太平洋圏食農倫理会議(APSAFE2020)をオンラインで企画・運営したことの社会的意義は大きいといえる。

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公開日: 2023-01-30  

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