本研究では、中国の持続可能な経済発展にとっての阻害要因として、近年国内外で注目を集めている過剰投資のメカニズムおよびその実態について実証的かつ政治経済学的に明らかにすることで、中国の持続可能な経済システムのあり方について新たな知見を得ることを目的としてきた。新型コロナの影響で、中国本土への訪問が困難であったことから、現地調査、必要な資料収集、ヒアリング等を実施することができなかったため、当初の研究計画から大きく変更を余儀なくされた。ただし、本研究の目的を達成すべく、可能な範囲で研究を適切に実施し、関連研究も含め、査読付き雑誌への論文掲載も含むいくつかの研究成果を発表することができた。
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