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2021 年度 研究成果報告書

「難民」問題と援助の関係性‐アフガニスタン人を例に

研究課題

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研究課題/領域番号 19K20535
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分80010:地域研究関連
研究機関立命館大学

研究代表者

嶋田 晴行  立命館大学, 国際関係学部, 教授 (50568110)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードアフガニスタン / 移民 / 難民 / カナダ / ドイツ
研究成果の概要

本研究ではドイツ、カナダという2002年以降の主要なアフガニスタン支援国であり、かつアフガニスタン人のみならず多くの「難民」・移民が目指すとされる両国を対象に、そこに居住するアフガニスタン人へ聞き取り調査を行うことで母国を逃れたアフガニスタン人の実態と国内の対応状況が明らかにされた。時として移民の受け入れ国として理想化される両国であるが、日常生活(言語、運転、子どもの教育など)そして就労といった面でアフガニスタン人たちは困難に直面しつつ、しかし安全・安心に暮らせることが最大の価値となっている。それゆえにアフガニスタンの政治・社会的安定こそ根本的に求められる点であることが再確認された。

自由記述の分野

国際協力・開発問題

研究成果の学術的意義や社会的意義

多くの移民・「難民」が目指すドイツあるいはカナダといった国も、そこは理想郷ではなく日常生活のささいな面、そして就業などの面で困難があることが本研究で明らかにされた。同時に安心・安全に暮らせることにこそ、アフガニスタンから出国した人々が価値を見出していることも明らかになった。2021年8月のタリバーン政権復帰後のアフガニスタン、あるいはミャンマー、ウクライナといった紛争を経験している国々から多くの人々が逃れており、そのような状況が今後も続くと思われる現代の世界の中で、今後、世界および日本は移民・「難民」とどのように向き合っていくのかという点で本研究の成果は活かされると考える。

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公開日: 2023-01-30  

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