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2021 年度 実施状況報告書

平和構築における地域社会の貢献と行政機構との結びつきの研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K20558
研究機関福岡大学

研究代表者

林 裕  福岡大学, 商学部, 准教授 (40779980)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードアフガニスタン / 国際援助 / 平和構築 / 地域社会 / 都市部と農村部
研究実績の概要

2020年度に引き続き、2021年度でも、COVID19に起因する渡航制限が継続し、研究自体においても大きな制約を受けている。本研究では、アフガニスタンカーブル州郡部における現地フィールドワークを主眼としていた。日本側(緊急事態宣言による行動制限や日本帰国前後のPCR検査や待機・隔離措置)およびアフガニスタン側(国内におけるCOVID19感染症対策等に起因する入国困難)の両面から現地渡航が非常に難しい状況が継続した。
研究期間内に現地への渡航を想定し、研究者本人のワクチン接種については、すでに3回接種を完了し、その結果、2022年度については、日本帰国の際に想定される待機等も緩和されてきた。他方で、帰国する際に、アフガニスタンでのPCR検査が困難な点となっている。2021年度では、学会発表並びに、共著を刊行することができた。また、2021年8月15日のアフガニスタンにおけるタリバン政権の復活を機に、新聞やテレビなど、メディアを通じてアフガニスタンの現状等について、広く国民に向けて、情報発信をすることも、実績と考える。
本年度も、夏前を一つの目途として、現地渡航を完全に除外した研究方法に舵を切るかどうかを判断したい。
現地渡航ができそうな場合には、夏季あるいは年度後半を念頭に、現地渡航に向けて準備をすすめる。他方、現地渡航が困難な場合には、すでに依頼してある現地調査協力者に遠隔で、現地におけるインタビューを実施してもらう方向である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2019年12月以降、2021年度まで続くCOVID19パンデミック化の影響が非常に大きい。海外渡航に関し、現地でのPCR検査、日本に帰国した際の行動制限も、現地調査の実施に大きな影響を与えている。並びに海外での学会発表も大きな影響を受けた。

今後の研究の推進方策

2022年夏前を目途に、渡航の可否を決定したい。論文に関しては、2022年度中に2本を準備、執筆しているが、年度内で更なる積み上げを目指す。夏までは、文献等を利用した研究の蓄積に注力する。併せて、国民への情報発信と、現地情勢を伝えることを目的とするオンラインシンポジウムの開催も検討している。

次年度使用額が生じた理由

研究予算の執行が遅れた理由は、COVID-19による渡航制限が主たる原因である。2022年度では、現地調査を実施することを前提として準備する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 その他

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] アフガニスタンにおける資源と紛争:人的資源の流出と農村2021

    • 著者名/発表者名
      林 裕
    • 学会等名
      日本平和学会
  • [図書] 日本の国際協力 中東・アフリカ編2021

    • 著者名/発表者名
      阪本 公美子、岡野内 正、山中 達也
    • 総ページ数
      368
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
    • ISBN
      978-4623091928
  • [備考] 研究者情報

    • URL

      https://resweb2.jhk.adm.fukuoka-u.ac.jp/FukuokaUnivHtml/info/7337/R110J.html?P=1653175712205

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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