研究課題/領域番号 |
19K20569
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
西尾 建 山口大学, 経済学部, 准教授 (60624559)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | マーケティング戦略 / インバウンド / マクロ変動要因 / ウィズコロナ |
研究実績の概要 |
当該研究では、マクロファクターであるインバウンドツーリストの変動要因とミクロファクターであるツーリスト数の決定要因について分析することである。3年目は2年目同様事前に予定していた研究計画を進めることができなかったが、ミクロファクターに関しては、共同研究会での外国人旅行者の国別意識調査のデータをもとに、セグメンテーション別分析の準備段階としてコロナ渦でのミクロファクターの要因をまとめた。主な傾向として、コロナ収束後は海外旅行の実施意向が強く、旅行先として日本は人気が高いという結果が出た。食に対する関心が高いなどの傾向があり、国ごとに傾向の違いもでてきた。また従来型の観光からアウトドア志向が増えるというトレンドの違いも出てきた。サステイナブルツーリズムに関しては世代別に意識の違いがでてきた。 マクロファクターに関しては、2021年中は東京オリンピックパラリンピックも無観客開催で大きなファクターはなかったが、年明けの2022年2月からのロシアのウクライナ進出によって原油価格の上昇、消費者物価の上昇、円安が進んだ。原油価格の上昇やインフレに関しては、各国の共通要因ではあるが、円の大幅な下落は、インバウンド解禁後影響が出ると考えられる。その他ウクライナ情勢の長期化によるヨーロッパ航路の変更など新たなファクターが出てきた。北米、オセアニアやアジア諸国とくらべ、ヨーロッパからインバウンドへの影響が大きいと考えられエリア別に変動ファクターを整理した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
3年目も2年目同様Covid-19の影響でインバウンドの動きがなくなり海外での調査もできなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
ミクロファクターに関しては、外国人旅行者意識調査の共同研究会に入っているので、データをもとに分析を実施する。マクロファクターに関しては、2021年度整理した変動要因をもとに分析を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
Covid-19への影響で調査ができなかったため次年度へ繰り越した。研究会参加のための出張、学会発表およびデータ整理の人件費など。
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