研究課題
若手研究
本研究では、インバウンドツーリストの動向に関してマクロ、ミクロの二つのアプローチで分析を行った。マクロアプローチでは、インバウンド入国者数を商用(ビジネス)目的と観光目的に分けて1996年からのトレンドを検証した。長期トレンドではチャネルを形成し、チャネルを下抜けした後の戻り局面では、商用(ビジネス)目的が観光目的を先行しているということが明らかになった。またマクロアプローチでは、日本へのインバウンド上位国に対して国別、地域別に世代別の違いを明らかにした。
マーケティング
本研究のマクロアプローチでは、コロナ前のインバウンドのトレンドを検証した。今回の結果をもとにオンライン会議の導入などの技術革新による商用(ビジネス)目的インバウンド数のトレンド変化の検証も可能になる。ミクロアプローチでは、日本の観光マーケティング研究でまだ取り入れられてない世代別のコホート分析を行った。分析結果をもとに作成したマトリックスは効率的なインバウンド観光に活用することができるだろう。