研究課題/領域番号 |
19K20573
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
河内 良彰 佛教大学, 社会学部, 准教授 (70804889)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 観光回遊行動 / 観光地の中心性分析 / 災害遺産 / 震災遺構 / ダークツーリズム / 観光回遊コース |
研究実績の概要 |
2022年度は、災害遺産の観光コースを検討するために、東北地方における東日本大震災の被災地の精緻な踏査に時間を費やした。震災伝承施設第3分類を網羅すべく、2022年5月2日から6日にかけて、青森県八戸市の「みなと体験学習館」とその周辺エリアなどを視察した。これに続いて、2023年2月22日から27日にかけて、岩手県宮古市の津波遺構「たろう観光ホテル」を中心に、その周辺エリアなどを現地調査した。宮古市田老地区の災禍の教訓と復興状況を後世に伝えて旅行者の防災意識の向上を目指す防災ガイドの案内を受けて、残された石碑や震災遺構の観光資源化の過程や、災害遺産を基点とした観光コースの編成に向けた課題について具に考察した。 2022年度の研究成果としては、本研究の関連研究として「社寺観光」に関する論稿を刊行した。特に、観光回遊行動との関連において「神社巡り」の基礎資料を提供して実践と研究の端緒を開くことを目的とした。コンテンツツーリズムのフレームワークを拡充し、特定の場所に関する固有の事跡やキャラクター、ストーリー性の観光資源化を進めて個性や関心領域が発達している新しい旅行者を誘致する目的と方法において、社寺観光をその枠内に組み込んで論じることを実現した。この文脈において、神社巡りに関する観光コースとして、全国を東日本、西日本、九州に三区分し、それぞれのエリアに卓越する主祭神をコンテンツとする“神社巡りの日本三大モデルコース”を提案した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和5年度が最終年度のため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度のため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初における研究計画の実行を銘肝しつつもより長期的な視点に立ち、残された期間で研究遂行すべく現実路線にシフトした。滞りなく研究を行うために修正を図り、インバウンドを含む旅行者への対面調査をしない研究に向けて針路を変更した。研究を2023年度まで延長することとなり、使用額の変更が生じた。旅行者が訪れる観光地の調査に基づく観光回遊コースの提案に向けて、ダークツーリズムの観点から東日本大震災の被災地の観光地としての可能性や条件を考察する。
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