デジタルサイネージにおけるモーショングラフィックの影響について調べるため、誘目し記憶させたい要素に対して動きをつけたモデルを作成し、聴覚障害者を対象とした実験を実施した。実験では災害時を想定しているため、被験者が注視する時間は5秒間とした。 得られたデータを集計、分析した結果、「動きなし」は、いずれの場合も評価が低かった。なお、本研究において動きのモデルごとの分析結果からは「フェードイン・フェードアウト」の評価が比較的高かった。これらのことから、本研究においてデジタルサイネージへモーショングラフィックを取り入れることは、動きがない場合と比べ、読み取りやすさを向上させると結論づけられた。
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