本研究では、集約化が計画されている公的集合住宅団地において、団地の共用空間マネジメントを団地内外居住者が協働で行うことで、団地内外居住者がネットワークされた拡張型団地コミュニティが形成可能か検証した。 ①全団地居住者を対象に実施したアンケートの結果、団地居住者の地域活動への参加状況と参加意向を整理することで類型化し、各類型ごとの居住者特性と地域活動に参加しやすくなる条件を明らかにした。 ②団地の共用空間を活用した実証実験を団地内外居住者と協働で企画・開催することで、団地居住者の約30%が参加を希望する開かれたコミュニティ活動のプログラム開発と団地内外の新たなプレイヤー発掘等の成果を得た。
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