研究課題/領域番号 |
19K20617
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
下村 萌 九州大学, 芸術工学研究院, 助教 (50816048)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 行政デザイン / サービスデザイン / 子育て / フィンランド / 行政サービス |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、妊娠希望者及び子育て世代が安心して妊娠・子育てができるよう、市民のニーズに適した行政の妊娠・子育て支援のモデルを探求し、行政機関に向けた参考指標を作成することである。本年度は、本研究の成果を博士論文「サービスデザインの視座に基づく行政の子育て支援サービスに関する研究 Parenting Support Service in Public Sectors from a Service Design Perspective」にまとめ、行政機関における子育て支援サービスをデザインするための基本要件を提示することができた。そのほかに、これまで行ってきた研究内容をさまざまな形で発表した。国際学会International Association of Societies of Design Research 2023へ投稿し査読中である他、国際学術誌Journal of Design Researchへ2稿投稿し査読中である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初計画していたフィンランドの現地調査の実施を引き続き検討したが、コロナウイルスの状況等も踏まえて実現できなかった。今年度予定していた研究成果の公表は、博士論文で発表した他、国際学会への投稿、及び国際ジャーナルへ投稿することができ順調に進展した。
|
今後の研究の推進方策 |
当初計画していたフィンランドの現地調査の実施について、次年度は渡航可能性が出てきたため調査を検討する。また、引き続き研究成果を国際ジャー ナルに投稿するなど成果公表に努める。
|
次年度使用額が生じた理由 |
フィンランド市民の子育て環境や子育て関連施設の現地調査を行う予定であったが、新型コロナウイルス等の影響により渡航旅費を使用しなかった。来年度に、 渡航可能になれば現地調査の渡航費用、および研究成果を発表するための費用として使用予定である。
|