本研究は米国東海岸で起きたハリケーンサンディーによる高潮等の水災害からの復興を目指す減災デザイン「Rebuild by Design、以下RBD)」を対象とし、減災の戦略と空間デザイン、デザイン提案や実装の提案に向けた枠組みを整理し、都市空間スケールでの減災デザインの実装に向けての枠組みについて示唆を得ることを目的としている。RBDの中でもニューヨーク市沿岸域を対象としたBIG-Uプロジェクトに対象とした事例研究の成果を「減災デザイン実装展開の枠組み」研究として発表した他、広く都市域のグリーンインフラ実装に向けて論考として取りまとめた。
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