研究課題/領域番号 |
19K20704
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
稲田 シュンコ 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 助教 (90778127)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 癌細胞 / バイオチップ / 紫外発光ダイオード / 癌細胞光吸収 / 光線治療 |
研究成果の概要 |
本研究では白血病細胞の紫外光吸収を調査するため、紫外光透過性に優れている新材料のアモルファスフッ素樹脂を母材とし、フェムト秒レーザを用いて3次元立体構造のバイオチップを作製した。ヒト白血病由来の3種類の細胞を用いて、紫外光吸収を測定した結果 それぞれの細胞に光吸収が異なることが分かった。本バイオチップの開発により、癌細胞がアポトーシス(細胞死)誘導するピーク波長の検出が短時間で可能になった。
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自由記述の分野 |
電子工学、医療機器の研究開発
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究では癌細胞の種類によってアポトーシス(細胞死)誘導する紫外波長域が異なることを見出した。しかし、調査に時間が掛かる欠点があり、調査を加速させる新しい手法が必要である。本研究で開発したバイオチップを用いることによって、癌細胞が最も紫外光吸収するピーク波長の検出が可能になった。有効なピーク波長を検出することによって、従来の抗癌剤や放射線治療がもたらす副作用を軽減できるデバイスの開発に貢献できる。
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