研究課題
若手研究
フレキシブル薄膜センサーを用いて、非侵襲的かつデータの遠隔処理が可能な新規多電極パッチ型心電計の試作機を導出した。心電図測定および波形描出において、従来型12誘導心電計と同等の性能を有することを実証した。試作機の各構成要素の改良と動作確認を重ねることでアップグレードを行い、少数の脳梗塞急性期の患者において長時間の心電図を連続測定可能であることを実証した。今後、より大規模な集団を対象とした臨床試験の遂行へと繋げていく。
脳卒中
本研究助成により、フレキシブル薄膜センサーという新規技術を用いた多電極パッチ型心電計の試作機を導出することができた。心房細動などの不整脈を検出する上で、本研究内容は次世代の革新的な心電図継続システムの骨格となり得ると考えられる。より大規模な集団に対して試験的臨床使用を重ねることで、各構成要素の更なる改良を進め、長時間心電図を測定する上での欠点であった、装着不快感、日常生活制限、医療機関受診の必要性などを解消しうるデバイス開発へと繋げていく。