研究課題
若手研究
Goldmann視野検査 (以下,GP検査) は,他の眼科検査に比べて熟達のための質の高いトレーニングが必要である。本研究の目的は,GP検査の検者の技能を定量評価するシステムを構築し,視能訓練士教育に導入することである。研究期間中は,GP検査の結果の定量化に成功した。さらに,本システムを用いたGP検査のオンライン教育を全国で初めて実施した。
医療技術評価
本研究ではGP検査中の検者の視標操作の記録から,検者が検出した視野領域を立体角単位で定量的に評価することができ,さらにそれを視野検出精度の指標として視能訓練士教育への導入に成功した。従来,GP検査で検出された視野の精度は検者が手書きで描出した等感度曲線の広さや形状で定性的に判定されてきたため,本研究成果は臨床的にも教育的にもGP検査の結果やその精度をより客観的に示す手法として応用することができる。