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2020 年度 実施状況報告書

長下肢装具用の高意匠でしなやかなCFRP製板ばね・弾性ヒンジの設計開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 19K20747
研究機関岐阜大学

研究代表者

名波 則路  岐阜大学, 工学部, 助教 (20755524)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード炭素繊維強化プラスチック / 熱硬化性樹脂 / ばね / 曲げ試験 / 有限要素解析
研究実績の概要

交通事故や転落などにより脊髄を損傷すると、脳からの神経信号が途絶え、運動麻痺が生じる。脊髄損傷者の多くは運動麻痺によって車いすでの生活を余儀なくされ、骨・筋萎縮、循環系疾患や生活習慣病の発現リスクの増加を招く。さらに、車いす生活上の諸制約や二次障害の発生などの大きな潜在的社会損失をはらんでおり、医療の充実とともに脊髄損傷者の社会的支援は急務の課題とされる。そのため、脊髄損傷者の身体機能を維持するためには装具を使った歩行リハビリが重要であり、装具歩行を行うことで麻痺した神経や筋肉の萎縮防止、生活習慣病などのリスク抑制が期待できる。しかし、従来の装具は金属とプラスチックを主構造材とした機械的な製品であるため、耐久性や重量、価格などの課題がある。そこで、長下肢装具に適用可能な炭素繊維強化プラスチック製U字板ばね・弾性ヒンジを設計開発することを目指す。今年度は、板バネ形状を決定するための数値解析モデルの作成をおこなった。また、実験値と解析値を比較することで数値解析モデルの妥当性を検証した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

加療中のために研究代表者の研究中断期間が生じたので、進捗状況は「遅れている」と評価した。

今後の研究の推進方策

研究代表者の病気が寛解したため、当初の計画どおりに数値解析によるCFRP製U字板ばね・弾性ヒンジの物性予測と実験によるCFRP製U字板ばね・弾性ヒンジの機械的物性取得をおこなう予定である。

次年度使用額が生じた理由

加療のために研究代表者が研究活動を中断していたため。

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公開日: 2021-12-27  

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