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2017 年度 実績報告書

男性HIV感染者の脂質管理に関する支援プログラムの検討

研究課題

研究課題/領域番号 17H06996
配分区分補助金
研究機関横浜市立大学

研究代表者

青盛 真紀  横浜市立大学, 医学部, 助教 (60805571)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワードHIV / AIDS / 看護 / 生活習慣 / 介入プログラム
研究実績の概要

現在、HIV感染者はHIV感染や抗HIV薬の影響から動脈硬化が進行し、心血管障害の増加が問題となっている。特に、心血管障害の原因となる脂質異常症は、HIV感染者の70%以上が罹患していると言われており、脂質管理は重要な課題となっている。予備調査では、看護師が介入の困難感を生じている要因として、HIV感染者特有の肥満嗜好があることや不摂生になりがちな単身の青壮年期の男性患者が多くを占めることが明らかとなっている。そのため、HIV感染者の特殊事情に配慮した脂質管理に関する支援プログラムが必要であると考える。
よって、本研究は、PD法を用いて①脂質コントロールに成功している男性HIV感染者における生活上の工夫を明らかにすること、②HIV感染者の脂質管理に関する有用性の高い支援プログラム案を作成することを目的とする。
平成29年度は第一段階として、HIV感染者の脂質管理及び支援プログラムに関する国内外の先行研究をレビューした後、脂質コントロールの良好な男性HIV感染者を対象とし、生活上の工夫(PD行動)を明らかにすることを目的に面接調査を行った。HIV感染者の脂質管理及び支援プログラムに関して文献レビューした結果、海外ではHIV感染者の生活習慣改善に関して一定の効果が認められた介入研究が散見されたが、本邦では介入研究が認められないことが明白になった。さらに、報告された海外文献の介入プログラムは食事内容の記録・面接やジムでの運動プログラム実施など継続困難で有用性に低いことが分かった。面接調査では、脂質コントロールの良好な男性HIV感染者29名を対象としてインタビューガイドを用いた構造化インタビューを実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画に沿って、文献レビューと面接調査が実施できた。面接調査では対象者が予定人数には到達しなかったが、期間内に豊富なデータが得られた。今後は引き続き計画的に分析を進めていく。

今後の研究の推進方策

平成31年度は、この結果の分析及び教育に関する先行研究をもとに、研究代表者及び研究協力者のワーキンググループ会議にて男性HIV感染者の脂質管理に関する支援プログラムの試案を完成させる。

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公開日: 2018-12-17   更新日: 2019-07-24  

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