本研究では、脂質コントロールに成功している男性HIV感染者における予防行動の工夫を明らかにすることを目的に対象者28名にインタビュー調査を行った。その結果、予防行動の工夫として、【3食のうち1食は健康的な食事ができるように食事のバランスを調整する】、甘いものは【パートナーや友人と分けて食べる】【隙間時間で体幹を鍛える】【同僚と一緒に禁煙する】【野菜中心の食事が摂れるように支援してくれる家族やパートナー、友人がいる】ことが明らかとなった。今後の介入プログラムでは、男性HIV感染者と繋がりの深い周囲の人を巻き込みながら、目標設定や予防行動の工夫について支援する必要性が示唆された。
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