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2019 年度 研究成果報告書

フランス現象学を背景とした後期レヴィナスの人間観の歴史的・体系的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K20766
補助金の研究課題番号 18H05555 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0101:思想、芸術およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

平岡 紘  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (00823379)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワードレヴィナス / 現象学 / 自己性 / 人間主義 / 記号 / フランス哲学
研究成果の概要

本研究は、第二大戦後のフランスで活躍した哲学者エマニュエル・レヴィナスが提示した人間をめぐる思索の内実と独自性を、同時代のフランス現象学に照らして考察した。本研究は第一に中期主著『全体性と無限』において人間の自己性の形象として導入される「自己のもとでの現前」という概念の内実を解明し、第二に、人間の理性をめぐるレヴィナスの思索の内実を考察することを通じて、記号をめぐる彼の分析がどのように彼の音の現象学と連関しているかを明らかにした。

自由記述の分野

哲学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、従来のレヴィナス研究において注目されてこなかった「自己のもとでの現前」という概念および記号をめぐるレヴィナスの分析に着目し、その意義を明らかにした点に学術的意義がある。また、近年、再生医療技術や人工知能の発展により「人間であるとはどういうことか」という問いが改めて喫緊の課題として現れているが、本研究の成果は、この問いに対して一つの哲学的な応答を提示するための基盤となる知見である。

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公開日: 2021-02-19  

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