研究課題
研究活動スタート支援
本研究の目的は、「日本の公立小学校の教室内で、学級担任(HRT)、外国人指導助手(ALT)そして児童がどのように関わり合いながら英語を学び教えているか」ということについて明らかにし、より効果的なチームティーチングの方法について示唆することである。調査の結果、学級担任、ALT、そして児童の三者は、対話者の明白な理解構築の為、様々な方法や言語的資源を使いながら、互いに協力し英語学習を進めていることが明らかになった。
外国語教育(特に小学校英語教育)、談話分析、会話分析
国際化に伴い、日本の公立小学校では、2011 年から小学校高学年を対象に週一回の英語活動が必修化され、2020 年度から高学年における英語の正式教科化、中学年における英語活動の必修化が始まった。こうした背景を踏まえ、小学校における英語教育の機会が今後更に増えることから、日本の小学校英語教育における教室内のインタラクションを録音分析し、学級担任とALT のより効果的なチームティーチングの方法および教師と児童のより効果的な英語授業中の関わり方について探究することは非常に重要な課題である。