研究課題/領域番号 |
19K20829
|
補助金の研究課題番号 |
18H05623 (2018)
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0103:歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
|
研究機関 | 福岡女子大学 |
研究代表者 |
藤原 翔太 福岡女子大学, 国際文理学部, 講師 (50824166)
|
研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
|
キーワード | フランス革命 / ナポレオン / 地方行政 / 選挙 / 地域比較 |
研究成果の概要 |
パリのフランス国立文書館、及びガール県文書館において、史料収集をおこなった。具体的には、フランス革命・ナポレオン時代における選挙関連史料、地方議会議事録、地方公務員リストである。収集した史料に基づき、ナポレオン時代のガール県の県会議員と郡会議員に関するプロソポグラフィー研究をおこなった。その結果、統領政府期にはすでに県会と郡会が一定の地域代表性を備えていることが明らかになった。
|
自由記述の分野 |
近代フランス史
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ナポレオン時代ガール県の県会と郡会の会議員のプロソポグラフィー研究をおこない、彼らの社会経済的性格と地域代表性について検討し、統領政府期にはすでに県会と郡会が一定の地域代表性を備えた「地方議会」の実質を備えるものであったことが明らかになった。また、県会議事録の分析により、県会が郡会における重要な討議を経て会議を運営していたことが明らかとなった。これまで同時代の県会と郡会の関係についてはよく知られてこなかったが、以上の成果により、新たな知見がもたらされた。
|