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2019 年度 実績報告書

インドネシアとマレーシアの政治・社会運動にみる国民の国家権力観の地域研究的分析

研究課題

研究課題/領域番号 19K20873
配分区分基金
研究機関立命館大学

研究代表者

森下 明子  立命館大学, 国際関係学部, 准教授 (40822739)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2020-03-31
キーワードインドネシア / マレーシア / 社会運動 / 国家権力
研究実績の概要

2019年度は、マレーシアおよびインドネシアでの現地調査、現地調査で得られたデータの分析、論文の作成、国際ワークショップでの発表を行った。
マレーシアの現地調査では、2007年以降の選挙制度改革運動に参加した人々に対して、デモに参加した理由、治安部隊に対する恐怖の有無、治安部隊に対する対応の工夫などについて聞き取りを行った。またマレーシアの選挙制度改革運動に関する書籍、論文、資料を収集・分析した。インドネシアの現地調査では、1999年のスハルト退陣要求運動に参加した人々に対して、当時の状況、治安部隊に対する恐怖の有無とその理由等について聞き取りを行った。なお、マレーシアでは中国系住民、マレー系住民、インド系住民にそれぞれインタビューを行った。
これらの調査および前年度の研究活動を通して得られた資料・データから、過去長らく権威主義・半権威主義体制下にあった両国の国民(特に中産階級層)がそれぞれ国家権力をどのように捉えているのか、その核となる要素を分析した。また国民の抱く権力概念には国家間で違いがあること、その差異を生み出す要因としてそれぞれの国家の歴史(近代史および現代史)が重要であることが分かった。
研究成果は、いくつかの論文・口頭発表としてまとめつつある。現時点で、インドネシア政治に関しては2019年度に国際ワークショップにて発表を行った。また2020年度には日本語論文1本と英語論文1本がそれぞれ出版される予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Millennials in Indonesian Parliament today2019

    • 著者名/発表者名
      Akiko Morishita
    • 学会等名
      National Graduate Institute for Policy Studies, International Workshop "Dissent, Expectations and Leadership in Southeast Asia",,

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公開日: 2021-01-27  

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