研究課題/領域番号 |
19K20875
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補助金の研究課題番号 |
18H05673 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0106:政治学およびその関連分野
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研究機関 | 法政大学 (2021) 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所 (2018-2020) |
研究代表者 |
熊倉 潤 法政大学, 法学部, 准教授 (60826105)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2022-03-31
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キーワード | 中国 / 少数民族 / 新疆 / ウイグル / エリート / 自治 / 共産党 |
研究成果の概要 |
本研究は中国共産党が少数民族エリートをどのように任用したかに焦点を当てています。中国の少数民族政策はこれまで政治的に論争的なテーマでしたが、政治学の観点からの研究は世界的にも希少です。本研究の中間成果の1つが、『国際政治』掲載の論文「中ソ対立下の中国少数民族幹部政策 : 新疆ウイグル自治区の事例から(一九六六-一九七六年)」です。最終成果は中公新書から2022年6月に出版予定の『新疆ウイグル自治区:中国共産党支配の70年』にまとめました。
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自由記述の分野 |
政治学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の研究成果は、これまで明確なイメージを持って語られてこなかった、中国の新疆統治の核心的な部分の一つである、少数民族エリートの任用の過程に迫るものです。少数民族が迫害された時期に一部の少数民族エリートが昇進したこと、時期を経るにつれて少数民族が実権を失ったことなどを、かなりの程度明らかにしました。その成果のエッセンスは、中公新書から2022年6月に出版予定の『新疆ウイグル自治区:中国共産党支配の70年』として、広く日本社会に還元します。
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