近年、データの整備の進展と機械学習への関心が高まり、平均効用の最大化を目的とした政策の最適な割り当てルールの統計的決定手法に関する研究が盛んになっている。本研究は、その流れの中で未観測因子による政策選択をする場合における政策の最適な割り当てルールの統計的決定手法であり、また、部分識別理論を加えて分析すること、他の既存方法と比較して優劣を示すこと、実証分析を行うことで、さらに押し進めようとするものである。この手法が実社会のデータ分析で応用されることによって、政策の適切な評価・立案に寄与できると考える。
|