本研究は,消費者が認識するカスタマイズ製品構築の複雑性について調査した。具体的には,複雑性の先行要因を明らかにすることが本研究のねらいである。まず,アンケート調査のデータを使用して,カスタマイズ製品を構築する消費者の特徴を明らかにした。あわせて,実験的な手法により,ラップトップ・コンピュータのカスタマイズ・プロセスに関する消費者データを集めた。このデータを用いて,複雑性の先行要因についての仮説 (カスタマイズ可能な範囲と明示的なトレードオフ) を明らかにするための実証分析を行った。得られた研究成果は,学会等で報告した。
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