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2021 年度 研究成果報告書

成長と分配を両立させたマクロ経済分析の可能性―ロバートソン経済学の再検討―

研究課題

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研究課題/領域番号 19K20906
補助金の研究課題番号 18H05709 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0107:経済学、経営学およびその関連分野
研究機関大正大学 (2020-2021)
同志社大学 (2018-2019)

研究代表者

仲北浦 淳基  大正大学, 地域創生学部, 専任講師 (70823095)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2022-03-31
キーワード経済思想史 / 経済学説史 / ケンブリッジ学派 / マクロ経済学 / テキストマイニング
研究成果の概要

本研究の最大の成果は数千葉に及ぶロバートソン関連文書の収集と整理を行なったことである。2018年9月に千葉商科大学所蔵「ロイ・ハロッド文書」、2019年2月~3月にケンブリッジ大学レン図書館、ケンブリッジ大学図書館、マーシャル図書館所蔵のロバートソン関連文書を収集した。それらを目録形式で整理し、部分的に翻刻と翻訳を行なった。これらの調査から、ロバートソンが分配論においても「努力」概念を堅持していたこと、ピグーとはマーシャル経済学に関して異なる解釈をしていたことが分かった。また、計量テキスト分析の手法でロバートソンが経済の貨幣的側面よりも実物的側面を重視していたことを検証する試みを行なった。

自由記述の分野

経済思想史、経済学説史

研究成果の学術的意義や社会的意義

先行研究においてほとんど分析されてこなかったロバートソン文書を、本研究では不完全ながらも一覧形式で整理することができた。それによって、同時代人との人的交流の一部が明らかとなり、ロバートソンの手書きメモ等の未公開資料が大量に現存していることが分かった。マクロ経済学の草創期においてロバートソン(ケンブリッジ学派)が果たした役割を明らかにするための基礎が整った。

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公開日: 2023-01-30  

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