研究課題/領域番号 |
19K20914
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配分区分 | 基金 |
研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
山里 絹子 琉球大学, 国際地域創造学部, 准教授 (00635576)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ディアスポラ / アイデンティティ / 沖縄系アメリカ人 / 米軍基地 / ライフストーリー / 戦後沖縄 / ハワイ / アメリカ |
研究実績の概要 |
今年度は、7月と3月の2回に渡り、ハワイ州オアフ島において本研究に関する本格的なライフストーリー・インタビュー調査を行う予定であった。しかし、家庭の事情(子の怪我・手術等)で7月に予定していたハワイでの現地調査を実施することができなかった。また、コロナ感染拡大のためアメリカへの渡航が禁止され、3月に予定していた現地調査も実施することができず、研究計画を予定どおり遂行することができなかった。本格的なインタビュー調査はできなかったが、ハワイ在住のインフォーマントの方に調査協力の承諾を得ることができたことは、今後の研究を進めるうえで有意義であった。
また、本研究で用いるライフストーリー手法に関連する研究会に参加し、理論と方法論について理解を深めることができた。まず、6月にシンガポール国立大学で開催された冷戦オーラルヒストリーワークショップでは、戦後沖縄における人と移動とアイデンティティ形成に関する研究発表を行ったが、アジアをフィールドにする冷戦研究者らと知見交換ができ、大変有意義であった。次に、12月の琉球大学島嶼地域科学研究所で開催されたオーラルヒストリーワークショップ、12月~3月に実施されたオーラルヒストリー関連の書籍の輪読会への参加をしたが、異分野の研究者と知見交換することができ、大変有意義であった。
来年度にハワイで本格的なインタビュー調査を実施し、成果論文の執筆に取り組む予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
今年度は、家庭の事情やコロナ感染拡大のための渡航禁止により、ハワイでの現地調査を実施することができず、研究計画を予定どおり遂行することができなかった。来年度にハワイで本格的なインタビュー調査を実施する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
ハワイ州オアフ島において本格的なライフストーリー・インタビュー調査を行う。また、研究成果をまとめた論文の執筆と出版に取り組む。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度は、家庭の事情とコロナ感染拡大によるアメリカへの渡航の禁止のため、予定していたハワイ現地調査が実施することができなかったため、旅費の支出が計画より少なかった。次年度は、ハワイ州オアフ島においてインタビュー調査を行い、成果論文の執筆と出版を行う。
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