研究課題/領域番号 |
19K20934
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研究機関 | 関西福祉科学大学 |
研究代表者 |
本多 伸行 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 助教 (10824815)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 高次脳機能障害 / self-awareness / 在宅型集団プログラム / 社会参加 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、1.SAの向上が社会参加に寄与するのか、2.より効率的に社会参加を可能にするために、SAに関連する要因を分析し、更なるプログラムの改変へとつなげることである。 本年度は、SAの持続検証を行うために、介入後の評価を行った。評価実施できた対象者は、問題の気づき・戦略の生成・モチベーションは維持されていた。また、コロナ禍における高次脳機能障害者と家族のサポートを行い、高次脳機能障害者とその家族のコロナ禍での生活の実態と生活の変化の調査を行った。 結果、高次脳機能障害者は、今回一般的な方法で情報収集が行われていた。一方、正確な情報収集を検証する方法はわずかであった。これは、情報の取捨選択、正しい理解が得られていない可能性を示唆していた。参加では制限があったものの、感染に配慮した方法で新しい参加が見られた。また、個人因子ではヘルスコントロールや栄養面に配慮する生活を過ごしていた。再発を防ぐため自身の健康管理に注意を払っている事が分かった。 。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍の影響により、追加評価のうち対面で実施しなければならない評価、有識者会議を必要回数実施できなかった。 そのため、地域・在宅の高次脳機能障害者への介入プログラム「地域実践型モデル」の検証が行うことができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
追加評価の再検討と実施を行う。 また、プログラム検証を遠隔で実施し、プログラム開発を行う。 開発された在宅プログラムがSAに与える影響について論文投稿を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍の影響で、追加評価のうち対面で実施しなければならない評価(機器を使用するもの)が感染対策で未実施であったこと、評価結果が抽出できていないため有識者会議の未実施のため、未使用額が発生した。 次年度は、追加評価の再検討と実施を行うための旅費・人経費、研究成果について論文投稿のためのその他の経費が発生する予定である。
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