慢性期高次脳機能障害者を対象に、週1回120分を12回、認知行動療法に基づく集団プログラムを実施した。1セッションは、①対象者の能力に合わせた個別の目標設定、②集団プログラムの実施、③個別の振り返りで構成され、③で使用する振り返りシートは、PDCAサイクルを利用した13項目( Plan4項目・Check5項目・Action4項目)からなる。1つの活動の計画・実行・振り返りを1セッションとし、合計3セッションを行った。結果、Self-awarenessが介入期間中は向上し、介入終了後も維持されることが認められた。また、介入期間全体を通して、プログラム参加へのモチベーションは高い状態で維持された。
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